【創業融資の現場から】創業融資が成功!そのあとはどうする・・・?

 

税理士、大山俊郎です。

 

創業融資に成功して、大きなお金を手に入れます。

多くの場合、起業家はその大きなお金を持て余してしまいます。

 

では、起業家が創業融資に成功したあとは、どのようにお金の管理をすればいいのか、知りたくありませんか?

 

この記事で、実際にあった事例を通して、どのようにお金の管理をすればいいのかについて一緒に見ていきましょう。

 

 

創業融資の現場から【実例】

 

先日、こんなお客様とのやり取りがありました。

 

「これから飲食店で独立するので、とにかく、2000万円借りたい」

「そうですか。」

 

「いつ頃借りられますか?急げるなら急ぎたいのですが。」

「まずは借りられるかどうかを検討していきましょう」

 

「早くすることはできないんですか?」

「通常1か月はかかります。早ければ1か月以内の場合もあります。」

「わかりました。よろしくお願いします。」

 

・・・1か月後

 

「先生!ありがとうございました。2000万円の融資が下りました!」

「よかったですね。そのお金を有効に使ってください。ところで、お金の管理は大丈夫ですか?」

 

「お金の管理?預金残高はしっかりチェックしておきます。」

「・・・」

 

 

創業融資を受けることがゴール!・・・と思いがち

 

実は、大きなお金が入ると、「返さないといけない」ということは分かっていても、お金の管理がずさんになってしまうのが経営者なのです。

とくに初めてビジネスをする起業家は特にその傾向が強くなります。

 

預金残高のチェックがずさんな管理というわけではありませんが、

少なくとも売り上げの推移や、利益が出ているかどうか、毎月の収支の状況ぐらいは

最低限きっちり把握しておかないと、管理しているとは言えません。

 

 

ではお金なんか借りなければいい、ということで自己資金だけで起業できる人は

ほんの一握りの恵まれた人だけです。

 

 

つまり、お金を借りて起業した後、お金の管理をしっかりしていく必要があるのです。

 

創業融資のあとは、お金の管理?

 

では、起業してすぐの経営者が、お金の管理をしっかりできるのでしょうか?

 

私が見てきた事例では、お金の管理が自分でできる起業家はほとんどいません。

上手くいっている経営者は、自分だけでなく、まわりの専門家や顧問税理士に相談したり

数字のチェックをしてもらいながらお金の管理をしっかりやっています。

 

だから、日本政策金融公庫でお金を借りることに成功した、そのあとこそ、起業家であるあなたの腕の見せ所なのです。

 

 

まとめ

 

例えば、売上高が5000万円になることが予測される起業家がいるとします。

5000万円といえば、まだまだ零細企業と言われてしまう規模ですよね。

 

その場合でも、初期投資がどうしても2000万円かかるのであれば、2000万円の融資を受けることができる場合もあります。

 

でも、いっぺんに振り込まれた2000万円の大金を、しっかり管理してビジネスに活かすためには、「お金の管理」という別のスキルが必須になってくるのです。

 

お金の管理は、お金の管理のプロと一緒にやっていくのが、起業家が成功するための秘訣です。

 

お金の管理のプロから、お金の管理のスキルを盗むつもりで、一度相談してみることをおすすめします。

 

 

税理士、大山俊郎でした。

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